GA4とSearch Consoleを設定したものの、画面を開くたびに「どこを見ればよいのだろう」と迷っていませんか。すべてのレポートを覚えるより、知りたいことに合わせて見る場所を決めると取り組みやすくなります。
普段のブログ改善では、Search Consoleの「検索パフォーマンス」と、GA4の「ページとスクリーン」「トラフィック獲得」から始めましょう。記事が検索に出ないときは、Search Consoleの「URL検査」や「ページのインデックス登録」を追加で確認します。
この記事では、各画面の開き方、最初に見る数字、次に確認することを整理します。パソコンでの操作を基本にしていますが、メニューや表示項目は設定・権限・画面の更新によって異なる場合があります。
分析全体の考え方を先に確認したい方は、AIブログ副業のアクセス分析と改善|初心者が見るべき指標を3つに絞る方法も参考にしてください。
GA4とSearch Consoleは何を見るツール?
ブログ運営では、GA4はサイト内の閲覧や行動、Search ConsoleはGoogle検索での表示・クリックやインデックス登録を確認するために使います。目的が違うため、同じ名前に見える数値も区別して扱いましょう。
| 知りたいこと | 見るツール・画面 | 最初に確認する内容 |
|---|---|---|
| Google検索で見つけられているか | Search Console:検索パフォーマンス | クリック数・表示回数・検索語句・ページ |
| どの記事が閲覧されているか | GA4:ページとスクリーン | ページ別の表示回数 |
| どこから訪問が来ているか | GA4:トラフィック獲得 | 流入元別のセッション数 |
| 特定の記事が登録されているか | Search Console:URL検査 | そのURLのインデックス登録状況 |
| サイト内で登録されないページが増えたか | Search Console:ページのインデックス登録 | 未登録の理由と該当URL |
両方のツールを同時に詳しく使う必要はありません。まず一つの疑問を選び、その疑問に対応する画面から確認してください。
見る前に、対象サイトと期間を確認する
複数のブログを運営している場合は、対象のプロパティ(分析するサイトの単位)が合っているかを先に確認します。GA4とSearch Consoleの両方で、対象サイト・期間・フィルタをメモしておきましょう。
- 分析したいサイトのプロパティを選んでいるか
- 比較する期間の長さや曜日の並びがそろっているか
- ページ・端末・流入元などの絞り込みが残っていないか
- 計測を開始した時期や設定変更日が分かっているか
たとえば直近28日とその前の28日を比較する方法があります。ただし、これは整理のための期間例です。季節性やキャンペーンがある場合は、その影響も考慮し、アクセスが少なければ短期間の増減だけで判断しないようにします。
1.Search Consoleの検索パフォーマンス
Google検索からの集客を確認するときに開く画面です。対象のプロパティを選び、左側の「検索パフォーマンス」内の検索結果のレポートを開きます。プロパティによってメニューの並びや名称の見え方が異なる場合があります。
最初に見るのはクリック数・表示回数・CTR
| 指標 | 意味 | 注意点 |
|---|---|---|
| クリック数 | Google検索の結果からサイトがクリックされた回数 | GA4の訪問人数やページ閲覧数とは別 |
| 表示回数 | 検索結果でサイトが表示された回数 | 記事が読まれた回数ではない |
| CTR | クリック数÷表示回数の割合 | 検索語句や表示位置などの影響も受ける |
| 平均掲載順位 | 検索結果での掲載位置を平均した指標 | いつも同じ順位に出ることを意味しない |
ページを一つ選び、検索語句を見る
- 期間と検索タイプを確認する
- 下の表の「ページ」で調べたい記事を選ぶ
- 対象ページの絞り込みが付いたことを確認する
- 「クエリ」で、どの検索語句から表示・クリックされているかを見る
- その語句の疑問に、記事が答えているか読み直す
クエリは検索語句のことです。記事を書くときに想定した語句と違っていても、すぐに問題と決める必要はありません。読者が求める情報と本文が合っているかを確認する材料にします。
CTRが下がった場合も、タイトルだけを原因と決めず、検索語句・平均掲載順位・端末などの変化を確認します。最新のデータには暫定値が含まれる場合があるため、直近の変化だけで修正を繰り返さないようにしましょう。詳細はGoogle公式の検索パフォーマンス レポートの説明で確認できます。
2.GA4のページとスクリーン
記事ごとの閲覧を調べる画面です。標準的な入口は「レポート」→「エンゲージメント」→「ページとスクリーン」です。見つからない場合は、表示するレポートの構成を確認し、編集者以上の権限がある人にナビゲーションへの追加を相談します。
表示回数で、確認する記事を選ぶ
最初はページ別の「表示回数」を見ます。同じページを繰り返し見た場合も集計されるため、表示回数をそのまま訪問人数と呼ばないようにしてください。
特定の記事を調べるときは、「ページパスとスクリーン クラス」などURLのパスで識別できる項目を使い、フィルタで対象のパスを選びます。ページパスは、URLのドメインより後の部分です。この記事なら「/ga4-search-console-guide/」に当たります。
閲覧が多い記事は、情報が古くないか、関連記事や商品情報への案内が分かるかを点検する候補になります。ただし、表示回数が多いだけで、読者が満足していると判断することはできません。
平均エンゲージメント時間は補助的に使う
平均エンゲージメント時間は、ブラウザでサイトがフォーカス状態にあった時間などをもとにした指標です。記事を最初から最後まで読んだ時間を直接表すものではありません。
短いから悪い、長いからよいとは決めず、記事の目的や分量を踏まえて本文を確認します。公式の操作と指標の説明は、ページとスクリーンのレポートを参照してください。
最初に訪問された記事はランディング ページで確認する
「ページとスクリーン」は、訪問の途中で見たページも含みます。サイトへの入口になった記事を知りたい場合は、「レポート」→「エンゲージメント」→「ランディング ページ」を使います。
ランディング ページは、そのセッションで最初に訪問したページです。「どの記事が閲覧されたか」と「どの記事から訪問が始まったか」を区別して使いましょう。詳しくはGoogle公式のランディング ページ レポートで確認できます。
3.GA4のトラフィック獲得
検索・SNS・他サイトなど、訪問の流入元を確認する画面です。標準的な入口は「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」です。こちらもレポート構成によって表示位置が異なる場合があります。
まずは「セッションのデフォルト チャネル グループ」と「セッション」を見ます。セッションは、訪問中の一連の操作をまとめて扱う単位です。同じ人が別の機会に訪問すれば、複数のセッションになる場合があります。
| 主な表示例 | 確認する方向 |
|---|---|
| Organic Search | 自然検索の流入。Google以外の検索も含み得るため、必要なら参照元を絞る |
| Organic Social | 自然なSNS流入。投稿やリンク先の変更を振り返る |
| Referral | 他サイトからの流入。どの参照元が増減したかを見る |
| Direct | 参照元を特定できない流入。すべてをURLの直接入力と決めつけない |
より具体的に調べる場合は、「セッションの参照元 / メディア」に切り替えます。たとえば「google / organic」を確認すると、Googleの自然検索として分類された流入を見られます。
似た名前の「ユーザー獲得」は、新しいユーザーが最初にどう訪問したかを見るレポートです。今回の訪問の流入元を見る「トラフィック獲得」とは集計の単位が違うため、数値を混ぜて比較しないようにします。操作の詳細はGoogle公式のトラフィック獲得レポートを参照してください。
4.Search ConsoleのURL検査:特定の記事が検索に出ないとき
一つの記事の登録状況を調べるなら、Search Console上部の検査バーに、その記事の完全なURLを入力します。対象プロパティに含まれるURLを指定してください。
- 記事の公開URLを入力して検査する
- Googleに登録されているか、登録されていない場合は理由を確認する
- 必要に応じて「公開URLをテスト」で現在のページを調べる
- 修正が必要なら内容を確認して対応し、必要に応じて登録をリクエストする
通常の検査結果と公開URLのテストは、確認する対象が違います。公開URLのテストでアクセスできても、すでにインデックス登録されていることや、検索に表示されることを保証するものではありません。
インデックス登録のリクエストも、掲載や順位を保証する操作ではありません。理由を確認せず何度も依頼するより、まず表示された状況を整理しましょう。詳しくはGoogle公式のURL検査ツールの説明で確認できます。
5.Search Consoleのページのインデックス登録:全体の状況を調べるとき
複数の記事が検索に出ない、サイトを変更してから状況が変わった、といった場合は「インデックス作成」内の「ページ」を確認します。旧来の「インデックスカバレッジ」に相当する、ページのインデックス登録レポートです。
見るのは、登録済み・未登録の数、未登録の理由、該当するURLです。未登録が増えたら、理由の行を開き、公開して検索に載せたい記事が含まれているかを確認します。特定のURLを詳しく調べるときは、URL検査に進みます。
未登録のページを、すべてエラーとして直す必要はありません。重複ページや、意図して検索対象から外したページなどもあります。理由と対象URLを見ずに、設定を一括で変えないようにしましょう。
普段のチェックで毎回すべての理由を調べる必要はありません。検索に載せたい記事に問題がありそうなときに、Google公式のページ インデックス登録レポートの説明を参照して確認してください。
数字を読むときに混同しやすい3つの点
Search Consoleのクリック数とGA4のセッション数は別の数字
検索結果でのクリックと、サイト内で計測したセッションは定義が違います。Google検索だけか全流入か、対象期間やタイムゾーン、計測の有無などにも注意してください。数字が一致しないことだけで、すぐ計測エラーと判断しないようにします。
リンクのクリックは申込完了ではない
商品リンクがクリックされても、移動先で申し込みが完了したとは限りません。GA4で確認する行動と、ASPで報告される発生・承認成果を分けて記録します。リンクの計測やキーイベントの設定を確認していない場合は、未計測をゼロ件として扱わないでください。
数値の変化だけで原因を断定しない
記事を直した後にアクセスが増えても、季節性や流入元の変化が関係している場合があります。数字から確認できる事実と、原因についての仮説を分けて残すと、修正の判断を見直しやすくなります。
週次チェックは「一つの記事と次の作業」まで決める
分析を続けるために、週に一度など、自分が無理なく確認できる頻度を決めます。チェックした画面と気づきを残し、最後に一つだけ次の作業を選びましょう。
- 対象サイト・期間・フィルタを確認する
- 検索パフォーマンスで、気になるページと検索語句を見る
- ページとスクリーンで、その記事の閲覧を確認する
- トラフィック獲得で、流入元の変化を見る
- 検索に出ない疑いがある場合だけ、URL検査などを追加する
- 対象記事・気づき・追加確認・次の作業を記録する
数字を見ても改善案がまとまらない場合は、AIで改善案を出してもらう時の分析プロンプトを使い、比較条件と本文を添えて候補を整理できます。
商品リンクや申し込みへの案内を見直す場合は、CVが弱いページに追加すべきパーツとはも参考にしてください。比較表やFAQなど、読者の判断に足りない情報を点検する流れをまとめています。
まとめ:知りたいことに合わせて見る場所を選ぶ
普段のブログ分析は、Search Consoleの検索パフォーマンスと、GA4のページとスクリーン・トラフィック獲得から始めます。サイトへの入口を詳しく知りたいときはランディング ページ、検索への登録を調べたいときはURL検査やページのインデックス登録を使いましょう。
まず一つの記事を選び、「検索で見つけられているか」「閲覧されているか」「どこから来ているか」を確認してください。数字を眺めて終わるのではなく、次に調べることや直す箇所を一つ決めるところまで進めると、分析をブログ改善に使いやすくなります。







コメント
コメント一覧 (6件)
[…] GA4とSearch Consoleで最低限見る場所まとめ → ツールの具体的な使い方はこちら […]
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[…] 自サイトの確認場所を整理したい場合は、GA4とSearch Consoleで最低限見る場所を参照してください。 […]
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